楽天市場の2017年バレンタインデー商戦を振り返る

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バレンタインデーアイキャッチ

※この記事は、2017年2月28日にECzineに提供し掲載されたものと同じ内容です※

バレンタインデー商戦はEC市場でも大きな盛り上がりを見せ、出店店舗にとっては大きな稼ぎ頭となっている。2月16日付の日本経済新聞電子版によると、JR東海高島屋(名古屋市)におけるバレンタインデー催事(2017年1月20日〜2月14日)の売上高が過去最高になったと発表されており話題となった。今回は2017年のバレンタインデー商戦の動向をECデータサービス「Nint」を用いて分析する
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楽天市場のスイーツ・お菓子カテゴリーの売上高推計

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このグラフは2016年4月から2017年2月15日までの楽天市場における「スイーツ・お菓子」カテゴリの販売動向を表したものである。12月のクリスマスシーズンに販売量が増加する「ケーキ」や「クッキー・焼き菓子」に比べてチョコレートの販売量がそのマーケット規模を物語っている。「スイーツ・お菓子」カテゴリに占める「チョコレート」の販売額は通常期(4月〜12月)では5〜15%程度で推移しているが、1月になると約50%まで拡大している。楽天市場におけるチョコレート商材の市場規模は昨年2月に月間12億円程度まで拡大しており、今年もその動きが注目される。(2月の月間販売額は3月中旬に判明する予定)

バレンタインデー商材を取り扱うショップの売り上げランキング

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このグラフはバレンタインデー関連商品を扱っている上位10店舗の2017年1月〜2017年2月14日までの売上高をランキングにしたものである。第1位の店舗では約1.8億円、第10位の店舗でも約0.2億円の販売額を誇っている。特に第1位の店舗は上位5商品で約1億の売り上げを作っていることが分かっている。

バレンタインデー商材を扱う上位10ショップの日別売上推移

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このグラフは、バレンタインデー商材を扱うショップの日別売り上げを表している。1月に入ると各社がキャンペーンを打つ事で徐々に売り上げが増加している事が分かる。最も売上規模が大きいのは2月5日の日曜日である。売上規模は最大で通常期の約10倍にまで拡大している。

バレンタインデー商戦の売れ筋商品

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商品名の変更を行っている店舗の例(一部)

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上記を読み取ると、ランキング上位10商品中9商品がチョコレート関連の商品である。また、上位10商品の平均価格は2205円であり、商品評価も非常に高い。またレビュー数などを見ても分かる通り(改名分析でも分析可能)ごく一部の店舗を除き、バレンタインデー用に特別な商品を用意しているわけではない。普段出品している人気商品をバレンタインデー用に改名しカスタマイズしている事が分かる。改名のピークは1月上旬〜中旬で、12月下旬まで「お歳暮・クリスマス用」としていた表記していた商品を「バレンタインギフト」と改名しバレンタインデー商戦に挑んでいる店舗も見られた。

老舗外資系ブランドA社の広告分析

2017年
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2016年
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オシャレな新興系ブランドB社の広告分析

2017年
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2016年
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上記は上位ランキングに名を連ねる2店舗の広告施策の違いを分析したものである。A社は誰もが知る外資系の某有名ブランドで、B社はチョコレートにこだわりを持った日系の新興系ブランドだ。A社が使っているのは、1/8〜11までのバレンタイン特集向けのスマホ広告と2/8に配信しているメルマガ広告のみで昨年のデータと比較すると大きく広告投資を減らしていることが分かる。一方B社はほぼ毎日、ショップ広告や商品広告、メルマガ広告などを配信している。広告量はバレンタインデーの2〜3週間前から増加し、バレンタインデー終了後減少している。

次回はホワイトデーの分析を寄稿する予定です

この分析に用いたデータについて

この記事は株式会社アドウェイズ(以下アドウェイズ)・ADWAYS TECHNOLOGY LIMITED(以下アドウェイズテクノロジー)が提供するECデータ推計サービス 「Nint(ニント)」に基づき作成されています。記事中の数値はすべて「Nint(ニント)」 が独自のビッグデータ技術を用いて算出した推計値となり、紙面の特性上詳細なデータは省略しております。より詳細なデータをご希望の方や執筆記事にご意見のある方は、こちらからお問い合わせ下さい。なお、上記に展開されているすべての知的財産権等はアドウェイズ・アドウェイズテクノロジーが保有しております。またこの記事の執筆にあたり参考とした各サイトのクリエイティブなどは該当する各団体が権利を保有しております。
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