巣ごもりで中国消費者の買い物欲が爆発?! 天猫「国際女性デー」キャンペーンは昨対比137%の大躍進!

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 中国では2月下旬から新型コロナウイルス感染者の減少が見られ、同時期から通常業務を再開する工場や企業が多くなりました。そんな中、毎年開催される女性ユーザー向けの一大ECイベントである3月8日の国際女性デー(International Women’s Day)のキャンペーンは、いまだ外出して買い物がしにくい中で中国消費者の購買欲が顕著にあらわれ、例年以上に盛り上がりを見せました。

 今回は天猫で開催された国際女性デーのイベント「クイーンフェスティバル(女王節)」の動向をNintの中国ECデータよりご紹介します。

(注)文中で用いた数値は全てNintが提供する中国ECデータ分析サービスを利用して分析した推計データです。また、文中で掲示するジャンルは天猫のサイト内ジャンル区分にのっとっています。
売上集計期間:2020年3月5日~8日(昨対比:2019年3月7日~9日)
※天猫が開催する国際女性デーのキャンペーン、天猫クイーンフェスの開催期間で比較

国際女性デーは天猫全体で昨対比137%と大躍進!

国際女性デーは美容関連商品が大人気!

 今回のイベントで最も売上の高かったジャンルは、売上昨対比189.5%に成長した「美容関連」でした。国際女性デーは女性向け商品が主役となるイベントで、他ジャンルを大きく引き離して売上が増加しました。今年は特にライブコマースによる販売が多く展開されたことも功を奏してキャンペーンを盛り上げました。「家庭用品」と「食品/健康」ジャンルはそれぞれ2位、3位となっており、新型コロナウイルスの影響を受けているトレンド商品のマスク、消毒液や、外出を控えて自宅で食事をする人が増えたためにインスタント食品等が多く売れていることを示すものです。
 それでは次に、美容関連の中でどのようなジャンルが成長しているのか見ていきます。

スキンケア/ボディケアが市場を牽引!


 美容関連のジャンルでは、スキンケア/ボディケアのサブジャンルが75.6%の売上を占め ており、売上昨対比も208.5%に達しました。


 「スキンケア/ボディケア」の中の詳細ジャンルでは、売上昨対比で多くのジャンルが200%前後の成長となりました。中でも、「乳液/クリーム」が251.8%と大きな成長になっています。ジャンル内の売上規模では、「フェイシャルケアセット」が25.2%を占めて1位、次いで「フェイシャルエッセンス」と「フェイシャルマスク/パッ」クが2位、3位となっています。

次に、急成長している「乳液/クリーム」の人気ブランドを詳しく見ていきましょう。

「乳液/クリーム」の売上TOP10ブランド

 「乳液/クリーム」の売上TOP10ブランドでは、有名ブランド、ハイブランドが上位に名を連ねています。日本ブランドとしては5位に花王のCurelがランクインしています。


また、「乳液/クリーム」のTOP10ブランドの売上昨対比を見ると、1位のL’OREALで1124%、2位のSISLEYで651%と、爆発的な成長を遂げていることがわかります。こういったブランドでのプロモーション戦略、価格戦略、商品戦略などは是非注目して分析したいところです。

まとめ

 今回の天猫「国際女性デー」キャンペーンは、新型コロナウイルスという特殊な状況下でのイベントではありましたが、外出して買い物がしにくい状況下でECでの購買が拡大していることがよくわかる結果となりました。日本国内においてもインバウンド消費の復活が当面見込めない中、越境ECの流通等を活用して、中国ECの売上を伸ばしていくことが必要不可欠になりますね。



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