プール休止が水着売上を直撃!?「新しい生活様式」に最適の夏商品とは?

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新型コロナウイルス(covid-19)の感染防止のために厚生労働省から「新しい生活様式」が公表されました。これにより新型コロナウイルスを想定し、通年とは異なる過ごし方が個人や社会で採用されはじめ、娯楽施設はレジャープールの営業を断念学校の水泳授業も中止となっています。

今回はコロナ想定による「新しい生活様式」によって、楽天市場で売上低下が予測される水着、一方で売上を伸ばしている商品について、Nint ECommerceのデータを見ながらご紹介したいと思います。

【データ抽出方法】
* 調査方法:Nint ECommerce
* 対象モール:楽天市場
* 対象ジャンル:水着(ラッシュガード含む)、プール、水鉄砲
* データ期間:2018年4月〜2020年5月

【目次】
▼水着売上は昨年を大きく下回る
▼2020年のプールは家庭用プールが主流に!
▼「涼」を楽しめる水鉄砲が人気!
▼まとめ

水着売上は昨年を大きく下回る

楽天市場の水着売上の年間売上を見ると、2018年、2019年ともに7月にピークを迎え、11月に底を打っています。7月のピーク時を境に売上が上下に推移していました。

通常は11月以降に売上が伸び始めますが、2020年は新型コロナウイルスの影響で、2月から4月にかけて伸び悩んでいます。2020年5月売上は4月より2倍ほど高い数値となっていますが、昨年5月売上の60%しか達しておらず、今後の売上も昨年を大きく下回ることはほぼ確実となりそうです。一方で家庭用のプールには、通常の傾向には見られない動きが出ています。

2020年のプールは家庭用プールが主流に!

水着の売れ行きとは対照的に、楽天市場では家庭用のプールが非常に注目されています。

家庭用プールの販売傾向は、水着と同様これまで7月がピークとなっていました。しかし、2020年は外出自粛が始まった4月から非常に売上が伸びており、5月には2019年7月を大きく上回っていました。2020年のサマーシーズンは海水浴場のオープンが延期・中止などで、家庭用プール需要が続きそうです。

「涼」を楽しめる水鉄砲が人気!

家庭用プールと同じく、例年にない売上を見せているのが水鉄砲です。前述の水着やプールとは異なり、水鉄砲の売上ピークは、最高気温に販売傾向が大きく左右される傾向が見受けられます。2018年7月は平均最高気温が1年で最も高く、最高気温が39℃を記録しています。また、2019年5月は平均最高気温25.3℃と例年よりかなり高く、最高気温も32.6℃を記録しています。

水鉄砲は、手軽に「涼」を楽しめるグッズとしても人気で、2019年8月新潟県三条市では、フェーン現象による高温が続き、三条市水防学習館が盆の13日~16日まで無料で水鉄砲を貸し出すなどの取り組みが見られ、高温対策としても活用されていました。

2020年も昨年同様、5月から平均気温20℃近くに気温が上昇しています。新型コロナウイルスの影響で外出自粛や海水浴場オープンの延期や中止、また、プール施設も「密」になることが重なり、公園や路地、自宅の庭等でも手軽に「涼」を楽しむニーズのためか、水鉄砲の売上は、過去に例のない数値に伸長してます。

まとめ

例年の気温の変化で販売が最盛期を迎える商品やジャンルが、新型コロナウイルスの影響による「新しい生活様式」に変化したことで、販売の最盛期が前倒しになったり、また、通常では、売れている商品が伸び悩むなど、販売傾向が大きく変化しています。

新型コロナウィルスの影響がどの程度続くかを予測することは非常に難しいですが、夏以降も気温の変化で通常販売が伸びる季節商品には、外出自粛や巣ごもり消費の消費行動変化を鑑みて、「外出自粛のストレス解消ができるもの」、「巣籠もりでも楽しめるもの」と季節性をかけ合わせた商品ラインナップが売上を大きく左右することが予測されます。


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